北海道や東北などの雪国に住んでいると、冬は除雪がかかせません。
除雪はかなりの運動量で、特に腰や足腰に掛かる負担が半端ないです。
そのような負担を大きく軽減できるのが除雪機です。
除雪機なんて操作が難しいのでは?と思う方も多いかと思いますが、今回お知らせするのは家庭用の小型除雪機と言って、取り回しも簡単で女性でも扱いやすいものです。
ただし、使う場所や環境によって、オススメできるタイプが異なりますので、除雪経験者が語る除雪機の選び方を、よろしければ参考にしてくださいね。
インターロッキングやタイルなどの路面&除雪高20cmくらいまで
こちらの除雪機 ハイガー産業 HG-K8718の特徴は、なんと言っても下記の4点。
- シングルステージ(動力を雪をかき取る部分のオーガに一点集中しているタイプ)
- オーガが鉄製ではなくゴム製
- コンパクト
- 手押し式
ハイガー産業 HG-K8718は、特にゴム製オーガを採用しているため、路面に傷が付きづらくインターロッキングやタイルの路面に最適です。手押し式のため除雪中に押すのが大変そうに見えますが、オーガが回転する推進力のおかげで思ったよりスイスイと進んでくれます。ただし、砂利があるとオーガに石が巻き込んで飛ばしてしまうため、砂利路面では使用できません。
また、コンパクトな車体のため保管場所や車載する場合など、扱いやすさも最高です。
除雪車が置いて行った雪の塊でも飛ばせる&除雪高45cmくらいまで
一般的な一軒家よりも少し広めであれば、少し大きめの除雪機がよろしいと思います。この、ハイガー産業 HG-K1101Qの特徴は下記の4点。
- キャタピラタイプのクローラーにより、軽い力で前後進が可能。
- 手元でシューター(雪が飛ぶ筒状の部分)の向きや飛距離を調節できる。
- 鉄製のオーガ&余裕のある375ccの排気量により固まった雪にも対応できる。
- バッテリー式のセルスターターにより、簡単に始動できる。
ちょっと大きめの除雪機となりますが、農地や管理している駐車場などの広い敷地を除雪するなら十分な大きさです。
このような機能がある除雪機を20万台の価格で買えるのはハイガー産業の企業努力です。
ホンダやヤマハの除雪機だと、比べ物にならないくらい高額になります。
砂利の路面&電動による静かな除雪で早朝・深夜も気兼ねなく
最後に紹介するのは、上の2つと除雪方法が異なるブルドーザー方式の除雪機です。
ササキ・コーポレーション オ・スーノDXの特徴は下記の4点。
- AC充電方式により、フル充電で20円と省エネルギー(約70分稼働)。
- 電動駆動のため、朝晩などの静かな時間帯でも小さな音で除雪ができる。
- 雪を押して寄せる除雪方式のため、砂利路面でも除雪が可能。
- オ・スーノDXタイプは旋回が1ボタンで簡単にできる。
オ・スーノDXを使いたい方の多くは、早朝や深夜などに気兼ねなく除雪がしたい方だと思います。
爆音のエンジン駆動とは異なり、モーター音程度なので、本当に静かに除雪ができます。
また、ガソリンが高騰していることもあり、電動タイプは省エネでお財布にも優しいですね。
使っていない時間帯に充電をしておけば準備完了です。
オ・スーノにはノーマルタイプとDXタイプがありますが、予算が許せばDXタイプをオススメいたします。それは旋回を簡単に行える機能がついているからです。ノーマルタイプは左右方向に荷重をかけて旋回しないといけないので、力の弱い女性や高齢者には大変ですから。
まとめ
今回は3台の除雪機を実際に同タイプを使用している筆者の視点でまとめてみました。
住宅用に1台買うとしたら、迷わずオ・スーノDXをオススメいたします。やはり電動の省エネ性と静かに除雪ができるメリットは大きいです。
また、広大な土地で路面が砂利道でないのであれば、ハイガー産業 HG-K1101Qのようなガンガン除雪が行えるタイプも魅力的です。
ちょっとした除雪や、車に積んで別の場所でも除雪したい方には、ハイガー産業 HG-K8718もオススメです。こまめに除雪を行えば、除雪高が低くても問題ありませんので。
ということで、除雪作業は腰を傷める危険性があるだけでなく、疲労による疲れが蓄積してしまうため、楽に除雪を行える除雪機の導入は得策だと思います。
その分、仕事やプライベートに力を注いで充実できると思えば安いものですね。
除雪機はメンテナンスさえしていれば長く使えるので、早期の購入をオススメいたします!